妙心寺の紅しだれ桜と紅葉の見ごろと穴場スポット「余香苑」と「桂春院」

妙心寺も近辺の寺社とともに、桜や紅葉の名所でもあります。今回はそんな妙心寺の桜や紅葉の見ごろや、見どころをご紹介していきたいと思います。

桜の見頃はいつ?

さて、妙心寺の桜の見頃はいつぐらいでしょう?データを見てみますと。

平成28年(2016)の開花状況
平成28年(2016)4月1日:余香苑まだ、つぼみ。
平成28年(2016)4月4日:余香苑、咲き始め。
平成28年(2016)4月9日:余香苑、見ごろ手前。

平成27年(2015)の開花状況
平成27年(2015)3月24日:余香苑、咲き始め。
平成27年(2015)3月30日:余香苑、見ごろまであと一歩。
平成27年(2015)4月5日:余香苑、見頃です。

ということなので、4月上旬ごろが見ごろといえるでしょう。

桜の名所「余香苑(よこうえん)」とは

何といっても妙心寺の桜といえば、やはり「余香苑」のしだれ桜でしょう。

余香苑は、妙心寺の塔頭寺院(たっちゅうじいん)の退蔵院にある庭で、この広大な庭園は「昭和の小堀遠州」と称された造園家・中根金作(なかねきんさく)氏の設計によるもので、昭和38年(1963)に工事が始まり、3年後に完成にいたりました。

日本庭園の伝統的な方法を駆使されて造られていて、全国でもトップクラスの名庭園と言え、一年を通して、紅しだれ桜や藤、サツキ、蓮、キンモクセイ、楓などが彩ります。

余香苑への門をくぐると、そこには退蔵院の桜を一躍有名にした、2013年春の「そうだ、京都いこう」キャンペーンのポスターでも紹介されている大きな紅しだれ桜が迎えてくれます。

左手に白砂の「陽の庭」、右手には黒砂の「陰の庭」。中心に立つ桜がまるでシャワーのように白黒の砂の上に降り注いでいます。まるで、打ちあがった花火のように美しいしだれ桜が圧巻で見る者の心を打ちます。まずは、ぐるっとひと回りして桜の傘を楽しんでみたらいかがでしょうか。

庭園を見るオススメはまず、グルッと奥まで行ってしまいましょう。一番奥まで行くと藤棚がありますので、そこから振り返ると手前には広い池と石灯籠があり、奥の方から何段にも流れる滝が見え、キレイに刈り込まれた植え込みが山々の様に見え小さな箱庭のように見えます。

緑のなか、先程見た桜がぱっと鮮やかに咲きほこり、まるで絵はがきのような光景です。涼やかな滝の音に耳を傾けながら春の訪れを楽しむのはいかがでしょう。

ちなみにこのしだれ桜は、樹齢50年ほどの紅しだれ桜で、平安神宮にある紅しだれ桜の孫桜にあたります。

紅葉の見頃はいつ?

#京都 #妙心寺 #退蔵院

@7777hidechiiが投稿した写真 –

次に、妙心寺の紅葉の見頃はいつでしょう?過去のデータでは

平成27年(2015)の色
平成27年(2015)11月1日:参道・余香苑、うっすらと色づき始め。
平成27年(2015)11月7日:参道・余香苑、色づき進行中。
平成27年(2015)11月17日:参道・余香苑、見頃の紅葉があります。
平成27年(2015)11月21日:参道・余香苑、見頃直前。
平成27年(2015)11月27日:参道・余香苑、見頃。

平成26年(2014)の色づき具合
平成26年(2014)11月5日:参道・余香苑、色づき始め。
平成26年(2014)11月15日:参道・余香苑、見頃直前。
平成26年(2014)11月20日:参道・余香苑、見頃です。

ということなので、11月下旬ごろが見ごろでしょう。

紅葉のスポット

妙心寺の庭園は国の名勝史跡に指定されています。庭園は前庭、大方丈庭園、小方丈庭園と3つに分かれています。前庭は勅使門と三門の間にある放生池(ほうじょういけ)を中心とした庭園で、大方丈庭園は白砂のみで構成された庭園です。

小方丈庭園は枯山水式庭園で樹齢200年の馬酔木が植えられていて見ものです。秋には、白砂と紅葉のコントラストが見事な美しさを表します。どの庭園も和と静寂が調和したみごとな庭園となっております。

秘密の紅葉スポット

実は妙心寺には、本当に訪れる人が少ない穴場の紅葉スポットがあるのです。その名も「桂春院」。妙心寺の塔頭寺院の一つで珍しく通年公開もしている寺院です。

桂春院には「清浄の庭」、「侘の庭」、「思惟の庭」、「真如の庭」があり、いずれも江戸時代に作庭されたもので、国の名勝史跡に指定されています。

最も深い自然の世界に包まれているのは、4つの庭のうち「侘びの庭」。苔と木々の紅葉が覆い尽くす幻想的な世界です。緑色の苔に赤い落ち葉は目がさめるような美しさです。侘びの庭からながめる「清浄の庭」は、渡り廊下を「橋」と見立ててその下に配置された石の合間をぬうような砂が清流の流れに見えておもむきが感じられます。

「思惟の庭」を通って方丈南側の「真如の庭」へ行くと、こちらは庭の中心に設置された石灯籠が景色を引き締めバックの紅葉が赤い滝のようになります。

観光客でごった返すこともないので縁側を独り占めして、贅沢な時間と空間を堪能できる貴重な存在です。

新緑はこちらです。

最後に

今回は妙心寺の桜と紅葉の見頃やスポットをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?妙心寺は、広く見るところが多いため観光客も分散するので、静かに桜や紅葉を楽しみたい方にピッタリです。ぜひ、桜や紅葉の季節にお出かけしてみてはどうでしょう。それでは。

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