銀閣寺見どころまとめ!銀箔の理由や歴史、哲学の道、やアクセスからカフェ・ランチ情報まで

世界遺産にも登録されていて、金閣寺と並べられる寺院の銀閣寺。今回はその銀閣寺の歴史や見どころを詳しくご紹介したいと思います。

もくじ
銀閣寺とは
東山文化とは
金閣寺は金色なのに銀閣寺は銀色じゃない?
銀閣寺の見どころ
銀閣寺周辺の見どころ
銀閣寺周辺のランチ情報
銀閣寺周辺のカフェ情報
銀閣寺へのアクセス。駐車場はあるの?

銀閣寺とは

銀閣寺は建てられた当初はお寺としてではありませんでした。建てることを命じた室町幕府第8代将軍であった「足利義政」が自分の隠居先のために造らせた別荘だったのです。

その足利義政は、政治には興味を示さず、書や画を書いたり、茶の湯を楽しむ趣味人だったといわれています。実際に政治ではほとんど名を残すことはしていませんが、後に「東山文化」と言われる現代までも伝わる日本の伝統文化の原型を作り上げたのです。

その代表的建築物と言われるのがこの「銀閣寺」です。銀閣寺は「応仁の乱」で荒廃して民衆が貧しさに飢えているときに足利義政が、増税を課して無理やり造らせました。東山文化の祖となったとはいえ当時の人々にとってはたまったものじゃなかったでしょうね。そういう点からも、足利義政は政治には向いていないという特徴が見えてきます。

銀閣寺は当時「東山殿」と呼ばれ、現存する建物だけでなく拝殿や庵などが広大な敷地に造られていました。その完成を待ちきれなかった足利義政は建設途中に移り住んでいましたが、完全な完成を前にして死去してしまいました。

そこで、すでに将軍職を継いでいた息子の足利義尚が、急きょ東山殿をお寺にしまして、相国寺の塔頭寺院(たっちゅうじいん)の一つに加えて「慈照寺」と名づけ、父の足利義政の菩提寺としました。これが現在の「慈照寺・銀閣」のはじまりです。

東山文化とは

足利義政が作った東山文化とは、公家、武家、禅宗などの文化が融合して生まれたとされる文化で、建築物では今回、ご紹介している「銀閣寺」。庭では「竜安寺」や大徳寺の「大仙院」の庭がもっとも有名な枯山水の技術などが発展していきました。

ほかにも、絵画なら日本美術界を代表する「狩野派」や「雪舟」をはじめとした水墨画、華道や茶道もこの時代に生まれそれぞれ花開いて発展して行きました。まさに足利義政がいなければ、日本文化のことごとくが現代まで美しく発展することは無かったことでしょう。

ちなみに金閣寺を建てた「足利義満」が作り上げた文化を「北山文化」と言い、東山文化と合わせて「室町文化」といわれています。

金閣寺は金色なのに銀閣寺は銀色じゃない?

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ご存じのとおり「鹿苑寺・金閣」はまばゆいばかりの金色に輝く建物ですので、それに対する「慈照寺・銀閣」は銀色と考えるのが多いでしょう。しかし、金箔や銀箔を貼る時に塗る漆を塗られてはいますが、銀閣は銀色には輝いていません。

これにはいくつかの説がありまして、「もともと銀箔が貼られていたが、年月を経てはげてしまった」「幕府が財政難だったから銀箔は貼られなかった」「銀閣の完成を前に義政が亡くなってしまった」などがあります。

まずは「もともと銀箔が貼られていたが、年月を経てはげてしまった」という説ですが、平成に入ってからの科学調査で、「銀閣には一度も銀箔を貼られた形跡がない」という調査結果が出ていますのでこの説はなさそうです。

次に「幕府が財政難だったから銀箔は貼られなかった」説ですが、確かに建設された時代は「応仁の乱」の直後で、幕府の財政は疲弊して民衆の生活は苦しいものでした。しかし、義政はこの銀閣をはじめとする「東山殿」を造るにあたって民衆に増税を課してまで造っていますから、銀箔を貼るつもりなら強行していたと思われます。

「銀閣の完成を前に義政が亡くなってしまった」残るのはこの説ですが、筆者としては一番ありえる説なのではないかと思います。それ以前に、義政は東山文化と言われる「侘び・さび」の精神が根底にある文化を作った人なので、あまり派手なものは好まなかったのではないでしょうか。だからこそ最初から銀箔は貼るつもりはなかったのかもしれません。

結局は銀閣が完成前に義政はこの世から去ってしまうので今となっては永遠の謎となっています。

銀閣寺の見どころ

銀閣寺の見どころとしては、観音殿(銀閣)、東求堂(とうぐどう)、庭でしょう。観音殿は別名「銀閣」といって写真などでおなじみの建物です。その姿は金閣寺と似ている楼閣造りです。屋根の上には金閣寺と同じ鳳凰がいますが、これは最近のことで18世紀ごろまでは宝珠だったらしいです。

東求堂は、銀閣と同じ国宝に指定されている建物で、創建当時のままのものです。もともとは建てるのを命じた将軍、足利義政の持ってきた仏像を安置するために建てられましたが、実際は将軍職を辞めて隠居した義政の住居として使われていました。

庭園は錦鏡池(きんきょうち)という池を中心に造られた、典型的な「池泉回遊式庭園」で庭づくりの天才「夢窓疎石(むそうそせき)」の作った苔寺の庭を真似て作ったとされています。ちなみに夢窓疎石はこの銀閣寺を開山した人物でもあります。

庭で特に目をひくのは、「向月台(こうげつだい)」といわれる月を見るために作られたと言われる白砂の台と「銀沙灘(ぎんしゃだん)」と呼ばれる波型に作られた白砂の庭でしょう。これは月光の光を反射させて光るように作られているそうです。

基本情報

住所 京都市左京区銀閣寺町2
拝観時間 8:30~17:00
定休日 無休
電話 075-771-5725
拝観料 大人・大学生・高校生500円、中学生・小学生300円 、障がい者100円

銀閣寺周辺の見どころ

銀閣寺の近くにも有名な見どころがいくつかあります。

哲学の道

「日本の道百選」にも選ばれた素敵な道で、熊野若王子神社の前から銀閣寺の前までの約2キロの散策できる道となっています。

道自体は熊野若王子神社前からですが、南禅寺や永観堂も近いので、それらを見学したあとに哲学の道を通り、銀閣寺まで来て見学される人が多いです。春は桜、秋は紅葉と美しく、琵琶湖疎水の水の流れも耳に心地よく散歩できるオススメスポットです。

八神社

八神社は銀閣寺のすぐに北にある神社で、銀閣寺を守る「鎮守社」となっている神社です。名前のとおりに八つの神様を祀っていて、これらの神様は天皇家をお守りするための神様たちなのだそうです。現在は、この周辺の土地の神様として信仰を集めています。

銀閣寺周辺のランチ情報

銀閣寺の近くまで来たならぜひ立ち寄っていただきたい美味しいランチのお店をご紹介します。

まつお

京都ではめずらしい、長崎ちゃんぽんと皿うどん専門のお店です。筆者も小さいころにこの近くに住んでいたので、よく夕飯のお使いでこのお店の皿うどんを持ち帰りしてもらいました。お野菜がたっぷりのあんかけがシャキシャキで、とろみが絶妙です。あっさりとしていながらボリューム満点でいくらでも食べられちゃいます。カラシをいれるとさらにサッパリと食べられます。

基本情報

住所 京都市左京区浄土寺西田町118
営業時間 11:30~20:30
定休日 金曜日
TEL 075-771—6345
アクセス 市バス「銀閣寺道」停留所下車。徒歩6分。

おめん 銀閣寺本店

ここも京都の人たちから昔から愛されている美味しいうどん屋さんです。筆者もよく通いました。代表的なメニューは「おめんうどん」。ごま、ねぎ、みょうが、ごぼうなどの薬味をたっぷりとダシの効いたつゆにつけて食べるつけ麺風のおうどんです。のど越しの良いツルツルしたおうどんを一気にすすると口の中がパラダイスです。

基本情報

住所 京都市左京区浄土寺石橋町74
営業時間 11:00~21:00
定休日 不定休
TEL 075-771—8994
アクセス 市バス「銀閣寺道」停留所下車。徒歩3分。

草喰 なかひがし

ミシュランの2つ星を獲得している、今一番京都で予約の取りにくいと言われているお店です。名物にもなっているのがカマドで炊いている「白ご飯」です。ただの白米と思うなかれ、噛むほどに旨みがでるご飯はこれだけでご馳走です。そのご飯のおかずに薄味に味付けされたお野菜中心のおばんざいのメニューの数々。決して贅沢ではないけど最高のご馳走が味わえるでしょう。

基本情報

住所 京都市左京区浄土寺石橋町32-3
営業時間 12:00~21:00
定休日 月曜日
TEL 075-752—3500
アクセス 市バス「銀閣寺道」停留所下車。徒歩2分。

銀閣寺周辺のカフェ情報

銀閣寺近くのカフェをご紹介します。哲学の道などを歩いてきた後の休憩や銀閣寺の観光後の一息に活用してください。

銀閣寺キャンデー店

ここも、筆者の幼いころからのお気に入りのお店。夏はアイスキャンディ、冬は「大文字焼き」という今川焼のようなお菓子を売るお店。アイスキャンディは、棒が斜めになっていて手作り感が満載です。本物の果実をミルクで固めた「イチゴ」や「パイン」がオススメです。ちなみに筆者の定番は「オレンジ」と「サイダー」でした。

基本情報

住所 京都市左京区浄土寺東田町56
営業時間 11:00~22:00
定休日 第2月曜日
TEL 075-771—5349
アクセス 市バス「銀閣寺道」停留所下車。徒歩1分。

ゴスペル

銀閣寺を検索すると「銀閣寺 ゴスペル」と出るくらいこの周辺では人気のカフェ。カフェになっている建物が、大正期の有名な建築家によって建てられた貴重なものだそうです。店内に流れるジャズの調べにのりながらアフターヌーンティーも良いですが。実は「チキンカレー」がオススメ。お茶を楽しみながら、ちょっと小腹が減ったなという時はぜひここのカレーをお試しください。

基本情報

住所 京都市左京区浄土寺上南田町36
営業時間 12:00~23:00
定休日 火曜日
TEL 075-751—9380
アクセス 市バス「銀閣寺道」停留所下車。徒歩6分。

喜み家(きみや)

炊いた赤エンドウ豆をところてんの上に乗せて黒蜜でいただく「豆かん」が美味しくて有名な甘味処。他にもオススメがあり、冬限定の「お雑煮」は甘い白みそにほんのりゆずの香りがする上品な一品。もう一つは「亀山」でこれは、こしあんで作られたぜんざいで、にごりが無くさらっとしたのどごしがたまりません。

基本情報

住所 京都市左京区浄土寺上南田町37-1
営業時間 10:30~17:30
定休日 不定休
TEL 075-761—4127
アクセス 市バス「銀閣寺道」停留所下車。徒歩6分。

和菓子司 仙太郎 哲学の道店

京都でも有数の美味しさをほこる和菓子屋の茶店です。あんに使う小豆は丹波産の大納言小豆しか使わない徹底したこだわりぶり。「黒豆ぼたもち」は上品な甘さにとろけるようなお餅の柔らかさがたまらず、「きな粉ぼたもち」は中にシソの葉が入っていて爽やかな香りとサッパリとした味付けにやみつきになります。お土産には「ご存じ最中」がオススメ。

基本情報

住所 京都市左京区浄土寺下南田町135
営業時間 11:00~17:30
定休日 不定休
TEL 075-771—0222
アクセス 市バス「銀閣寺道」停留所下車。徒歩8分。

銀閣寺へのアクセス。駐車場はあるの?

銀閣寺へのアクセスは一番便利なのは市バスでの移動でしょう。JR京都駅からは、駅前にあるバスターミナルのA2のりばから出ています17系統のバスに乗り「銀閣寺道」停留所まで行き下車します。またはD1のりばから100系統のバスに乗り、同じく「銀閣寺道」停留所で下車をして徒歩すぐです。

駐車場も銀閣寺近くにあり、乗用車は40台駐車することができます。ただし、バスやタクシー優先のために混雑期には駐車できない場合もありますので、注意してください。

基本情報

名称 京都市銀閣寺観光駐車場
電話 075-771-0783
住所 京都市左京区浄土寺石橋町62番地
営業時間 08:00~17:00
収容台数 バス12台、普通車40台
駐車料金 バス2,500円・普通車1,000円・自動二輪400円・自転車200円

最後に

今回は、銀閣寺の見どころをはじめ周辺の情報などもご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。オススメとしては、やはり南禅寺や永観堂を巡って哲学の道を通りながら途中のカフェで休憩。そのあとに銀閣寺を巡った後は、ランチを楽しんでいただきたいですね。


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